ガラスのように歪みを再現しながら画面を転換するエフェクトです。CC Glassエフェクトと同様にsoftnessを調整することができます。ちょっと変わったトランジションを使ってみたいなと思ったときに活用してみましょう。以下の動画でどんなトランジションなのか確認してみてください。
動画を見ると、変形させるレイヤーの明るい部分から切り替わっていることがわかると思います。それではパラメーターを確認してみましょう。
CC Glass Wipeのパラメーター
Completion
完了という意味で、これにキーフレームを作成することで画替わりさせることができます。
Layer to Reveal
Reveal(表す)という意味で、切り替わって見せたいレイヤーを選択します。
ワイプを行うためのレイヤーを指定します。「ソース」を選択するとレイヤーにかかっているエフェクトとマスクは無視され、元イメージを使用します。「マスク」を選択するとワイプ用レイヤーにかけているマスクも反映されますが、エフェクトは無視されます。「エフェクトとマスク」を選択することでこれら全てを同コンポジション内で反映させることができるようになります。
Gradient Layer
Gradient(傾き)という意味で、ガラス状に変形させるレイヤーを選択します。
Softness
5.0~100まで扱うことができ、歪みの柔らかさを設定できます。ハイライトの調整次第では、ゼリー状や液体のように見せかけることもできます。変化が分かりやすいように、始めに「0」に変更してから調整することをおすすめします。
Displacement Amount
Displacement(変位)という意味です。0.0~500.0まで扱うことができ、歪みの量を変更できます。
いかがでしょうか。CC Glassと共通のパラメーターもありますが、扱える数値の下限に違いがありました。モノ足りなければCC Glass Wipeエフェクトを複製してCompletionのキーフレームを少しずらすといい感じになります。