エフェクト

AfterEffectsの色範囲の使い方

AfterEffectsの色範囲の使い方

近しい色調の色をキーアウトするエフェクトです。カラースペースの選択ができる点が他のキーイングエフェクトと異なります。チャンネル値で下限、上限が設けられるのが便利です。

色範囲

青の成分(B)を主に変化させました。それではパラメーターを確認してみましょう。

 

色範囲のパラメーター

色範囲のパラメーター

 

プレビュー

プレビュー

スポイトをクリックしてからキーアウトしたい色を選択します。

 

許容度

キーアウトする色の範囲を設定します。

 

カラースペース

カラースペース(色空間)とは色を数値で指定するために決められた「色の範囲」です。使用するカラースペースの種類によって扱える色の範囲が違います。

ソフトの色空間

印刷物を扱うPhotoshop、ビデオを扱うPremiere Proなどソフトによって使用されるカラースペースに違いがあります。深い話なのでここではざっくり覚えてもらえればと思います。

 

カラースペース(色空間)

【Lab】はデバイスに依存しない人が認識できるカラーを数値で表す色空間。【YUV】ビデオカメラで使用され、Yを輝度、Uは輝度Yと青成分Bの差(B-Y)、Vは輝度Yと赤成分Rとの差(R-Y)で表す色空間。【RGB】は赤R,緑G,青Bで表す色空間です。

 

以下の()内は上で選択したカラースペースに対応するチャンネルの表記です。127がデフォルトの状態で0~255を扱います。チャンネルごとに開始値~終了値を設定できます。

最小

色範囲の開始値を設定します。

 

最大

色範囲の終了値を設定します。

 

いかがでしょうか。より色空間について知りたい人はPhotoshopのカラーモードについてや、ソクプリあたりが参考になるかと思います。