エフェクト

AfterEffectsのCC Simple Wire Removalの使い方

AfterEffectsのCC Simple Wire Removalの使い方

Wire(針金、電線、ケーブル、弦)、Removal(除去)という意味で、空の画に映り込んでしまう電線を除去したい場合などに使用します。曲線は対応が難しいので他の処理をおこないます。

CCSimpleWireRemoval

直線がキレイに除去することができています。それではパラメーターを確認してみましょう。

 

CC Simple Wire Removalのパラメーター

CC Simple Wire Removalのパラメーター

Point A

除去の開始点Aを設定します。

 

Point B

除去の開始点Bを設定します。

 

Removal Style

Removal Styleの比較

Removal Styleの選択によって下の調整可能なパラメーターが変化します。【Fade】は透明化して下のレイヤーを表示させます。【Frame Offset】は前後のフレームからズラして表示させます。(静止画や停止フレームでは変化しません)【Displace】は外側のピクセルで線幅分を埋めます。【Displace Horizontal】は水平方向のピクセルで直線を埋めようとします。

 

Thickness

0.0~100.0まで扱え、直線の太さを調整します。

 

Slope

Slopeの比較

傾斜するという意味ですが、直線の柔らかさを調整します。

 

Mirror Blend

【Displace】か【Displace Horizontal】を選択すると設定できます。ミラーリングの丁度いい値を探すときれいになじませることができます。

 

Frame Offset

【Frame Offset】を選択すると設定できます。前後のどのフレームから埋めるのか調整します。

 

いかがでしょうか。近年のAEではオブジェクトの削除が容易になっているので、ライン状のものを削除する場合にも他のエフェクトでも十分対応できます。ワイヤーが画面内でとどまっている場合に使用してみましょう。