エフェクト

AfterEffectsのオーディオエフェクト|フランジ&コーラス

AfterEffectsのフランジ&コーラスのパラメーター

フランジもコーラスも遅延した音を混ぜることでうねり(揺らぎ)を生み出すエフェクトです。flangeはフランジャーと呼ばれる音を変化させるエフェクターと同じで、金属的なうねりを生み出すことができます。chorusはフランジャーと似てはいますが、透明感のあるサウンドを生み出すことができます。

フランジ&コーラスのパラメーター

AfterEffectsのフランジ&コーラスのパラメーター

ボイス分割時間(ミリ秒)

0~500まで扱うことができ、複製した音声をズラす時間を設定します。単位はミリ秒。フランジには低い値、コーラスにはやや高い値を使用するといい感じになります。

ボイス

0.0~32.0まで扱うことができ、複製する音の数を設定します。

変調レート

0.0~1000.0まで扱うことができ、周波数の変調する割合を設定します。単位はHz。値を高くするにつれて揺れが細かくなり、元の音源から離れていきます。”ふにゃんふにゃん”とした音が作れる。

変調深度

0~100まで扱うことができ、値を大きくするにつれてうねりが深くなります。お酒が進むにつれて酔いが酔いが回るような感じ。

ボイスフェーズ変更

0~360まで扱うことができ、各ボイス間の変調フェーズに差異を与えます。周波数なので角度での値を用います。

反転フェーズ

チェックがオフの場合、複製されたうねる音のフェーズの低音部分が強調されます。逆にオンだと高音部が強調されます。

ステレオボイス

チェックがオンの場合、複製されたうねる音が左右のチャンネルに交互に入れ替えられる。揺らぎ部分に広がりが加わる。

ドライアウト

0~400%まで扱うことができ、元の音源の音量を調整します。低音域(もしくは高音域)を除去する目的の場合はドライアウトを0にして、ウェットアウトを100にします。

ウェットアウト

0~400%まで扱うことができ、フィルタオプションで選択したハイパス(もしくはローパス)を通した音の音量を調整します。

 

ビートルズのような雰囲気になるように設定してみたサンプルを聞いてみてください。

元の音源


 

フランジ&コーラスをかけたサンプル

 

いかがでしょうか。楽器のエフェクターを使ったことがある人にとっては馴染み深いエフェクトかもしれません。感覚的なエフェクトだと思うので、一度遊んでみるといいかと思います。