AfterEffectsのエフェクト一覧

AfterEffectsのエフェクト一覧

エフェクト群ごとにまとめて理解できるようにしました。どのようにまとめられているかがわかると、扱い方がわかってくると思います。

 

 

3Dチャンネル

CG素材などに含まれる3Dチャンネルを含むフッテージを利用するエフェクトです。使用できるチャンネルはマテリアルIDやオブジェクトID、Z深度チャンネルなどがあります。Z深度を利用すれば、映像に奥行き感を与えることができます。

 

Boris FX Mocha

Mocha AEというplanar trackingという映像を2Dの世界ととらえて、立体物を図形(平面)としてトラッキングを試みるシステムを起動させます。

 

CINEMA 4D

AfterEffects CCからCINEMA 4D Liteが搭載され、簡易的に3DCGオブジェクトを扱うことができるようになりました。CINEMA 4DはMaxonによる3Dモデリングやアニメーションを制作するツールです。機能は制限されていますがCINEWAREを立ち上げることでAfter Effectsと連携することができます。

 

Keying

クロマキーと呼ばれる色の違いを利用して被写体を抜き取る映像手法に使用するエフェクトです。下記にも「キーイング」があるが、細かい制御をする「Keylight」はこちらにあります。

 

Matte

mocha shapeのエフェクトです。

 

イマーシブビデオ

VR動画を作成するときに使用するエフェクトです。

 

エクスプレッション制御

Expression(数式)を扱います。イメージを加工するためのエフェクトではなく、他のエフェクトのパラメーターの数値を参照します。エクスプレッションという言語を使用して簡単にコントロールすることができます。複数のレイヤーを制御したい場合に重宝するので他のエフェクトに慣れてきたら使ってみましょう。

 

オーディオ

音声に対して適用するエフェクトです。AfterEffectsは音声の加工をメインとはしていません。最低限のエフェクトですが「音声も扱えるんだぞ」という頼もしさを感じます。Adobe Auditionというソフトでは音声データをより詳細に扱うことが可能です。

 

カラー補正

イメージ全体のカラーを補正します。直感的に使えるものから、色に対する知識が必要なものまでさまざまです。

 

キーイング

クロマキーと呼ばれる色の違いを利用して被写体を抜き取る映像手法に使用するエフェクト。ブルーバックやグリーンバックに対してキーアウト(透明化)したり、キーアウト後の細かい補正を行います。chorom(色相・彩度をもつ色)のこと。

 

シュミレーション

動きのある現象をSimulation(模擬的に再現)します。自然現象、物理運動なども扱います。標準エフェクトの「CC Particle System」もここにあります。

 

スタイライズ

Style(様式・型)を適用してイメージやエッジの質感を変化させます。Photoshop・Illustratorでもフィルタで見かけます。

 

チャンネル

カラーチャンネルという色を成分で分離した情報を扱います。channelとは「R・G・B・アルファといった色の成分や選択範囲といった情報を白黒のグレースケールの画像で表す仕組み」のことです。たとえば、適用したイメージから緑成分のみを抽出すると、成分0%は黒色、成分100%は白色の強度で格納されます。詳しくはGIMPをご覧ください。

 

テキスト

テキストレイヤーに対して適用します。文字ではなく数値を扱いたいときに使用します。

 

ディストーション

Distortion(歪み、ねじれ)を加えます。表面・エッジに対してイメージを変形・変容させます。

 

トランジション

Transition(移行・変遷)を加えます。他の動画ソフトでも見かける効果です。ショット間の画面転換に使います。

 

ノイズ&グレイン

Noise・Grain(粒)の追加・削除に使用します。フィルム、フラクタルといったノイズを加えたり、ごみや傷の除去も行います。

 

ブラー&シャープ

イメージのぼかし・輪郭の強調に使用します。ぼかすには「ブラー」を追加し、被写界深度・モーションブラーといったカメラによる現象を再現します。

 

マット

合成に必要なMatte(イメージ合成のために使用するグレースケール画像)を調整します。アルファチャンネルもこれに含まれ、精度の高い合成には必須となってきます。

 

ユーティリティ

Utility(有用・役立つもの)として他のデバイスと素材の入出力において、カラーを調整するのに使用します。映像加工システムと連携するときに、色が変化してしまうのを防ぐことができます。

 

遠近

立体感を与えるエフェクトです。あくまで2Dでの立体感の演出となります。Photoshopでも見かける効果もあります。

 

旧バージョン

旧バージョンの編集データと互換を取るためのエフェクトですが「カラーキー」や「パステキスト」といった実用的なエフェクトが収納されています。

 

時間

時間の推移を利用してアニメーションに変化を加えます。時間の経過によるフレームの変化分を残像にしたり、再生スピード・フレームレートを変則させることができます。

 

描画

元のイメージを加工するのではなく、新たなオブジェクトを作成するエフェクトです。平面レイヤーに適用することも多い。レンズフレア、稲妻、単純な図形の生成やブラシによるアニメーション、グラデーションなどを生み出します。

 

 

今後はエフェクト記事を増やしていく予定です。