ディレイ(delay)とは「~を遅らせる、~を延ばす」という意味です。壁で跳ね返ったような反響音を作成することができます。はじめに跳ね返ってくるタイミングを設定しましょう。設定によっては一定の間隔をずらして輪唱させることも可能です。一定の間隔で繰り返す点でリバーブとは違いがあります。
遅延の時間設定はミリ秒単位。数値入力で最大5000ミリ秒(5秒)まで設定できる
ではディレイのパラメーターを確認してみましょう。
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ディレイのパラメーター
ディレイ時間
遅延させる時間を設定します。1000にすると1秒遅れで再生されます。
ディレイ量
一番初めの跳ね返り音のレベルを設定します。80%ぐらいで元の音源と同じぐらいの音量になると思います。数値入力で最大1000%まで設定可能です。
フィードバック
残響音の減衰を設定します。繰り返される音を次第に大きくしたり、小さくしたりできます。数値入力で最大1000%まで設定でき、100%で元の音源を維持することができます。
ドライアウト
出力時の「元の音源」の音量を設定します。数値入力で最大400%まで設定でき、0%だと反響音だけ出力されます。
ウェットアウト
出力時の「反響音」の音量を設定します。数値入力で最大400%まで設定でき、0%だと元の音源だけ出力されます。
使用例
下のレイヤーは元の音源にディレイをかけたものです。1秒遅延させて減衰し、反響効果を出しています。出力した音声がこちらです。
いかがでしょうか。使った感想では効果音の制作などで活躍するエフェクトだと思いました。
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