名前の通りRainfall(降雨)を発生させるエフェクトです。雪を降らせるCC Snowfallエフェクトとほとんど同じプロパティを持っています。違う点はExtrasのAppearanceがあることやSpeedが50000まで扱える点でしょうか。
CC Snowfallより設定は少ないです。それではプロパティを確認してみましょう。
CC Rainfallのプロパティ
Drops
Drop(滴)という意味です。雨の量を設定します。
Size
0.0~15.0まで扱います。レイヤーにSnowfallを適用しても、何も変化が起きていないように見えます。とりあえずSizeを最大値まで引き上げてみましょう。そうすると雨を確認できます。
Scene Depth
0~50000まで扱えます。奥行があるように雪を降らせます。機械的にならない雨の降らせ方が可能です。
Speed
0~20000までを扱います。降らせるスピード早めたり、遅くしたりできます。マイナス値を扱わないので、上昇はできません。値が「0」の場合は降らずに静止します。雨の形状はこのSpeedによっても変形します。
Wind
-10000.0~10000まで扱います。Windに値を入力することで左右に雨が流れるようになります。マイナス値で左向き、プラス値で右向きに風向きを変更します。
Variation %(Wind)
風による影響度にバリエーションを持たせます。
Spread
Spread(広がり)という意味です。雨の粒に角度を付けることができます。これは下降する時の角度になるので、Speedに値が入っていないと効果が分かりにくいです。
わかりにくいので、雨を少量降らせて、Windを「0」に、Speedを「15000」にしてみましょう。以下はSpreadを「0」にしたものです。
以下はSpreadを「90」に設定したものです。
Color
雨の色を変更できます。単色です。
Opacity
雨の不透明度を設定します。初期設定は25.0となっているので透過されています。雨の形状などを確認したい場合はこちらを100.0まで引き上げてみましょう。
Background Illumination
Background Illumination(背景照明)という意味です。写真にRainfallを適用するとわかりやすいです。写真の色を雨に照射して色を付けます。
Influence %
Influence(影響)という意味です。0.0~100.0を扱います。写真の色の影響度を設定します。
Spread Width
背景写真の反射を横に広げます。
Spread Height
背景写真の反射を縦に広げます。
Transfer Mode
生成した雨と元イメージとの合成モードを選択します。元イメージより明るい色を反映させる場合と、元イメージの色をそのまま反映させる場合とを選択できます。
Composite With Original
「元を合成」と同じプロパティで、チェックをONにすることでエフェクト適用結果と元のイメージを合成して表示します。
Extras
ここからはおまけの設定です。
Appearance
滴の見た目を設定します。以下はAppearanceをRefractingにしたものです。中心が透過されます。
以下はAppearanceをSoft Solidにしたものです。
Offset
キーフレームを打つことで雨を任意の位置にズラすことが可能です。
Ground Level %
0.0~100.0まで扱います。高さの半分から下の降らせ具合を設定します。
Embed Depth %
Embed(埋める)という意味です。0.0~100.0まで扱います。深度を埋めてしまうので、奥の方にある雨を消し込むことができます。このプロパティはComposite With OriginalがONでないと値の変更ができません。
Random Seed
雪の分布をランダムに配置します。
CC Snowfallのプロパティに詳細を載せているので、CC Rainfallのプロパティの説明を省させていただきました。わかりにくいと思った人は、写真などを多く載せているCC Snowfallのページをご覧になってください。