プラグイン

AfterEffectsの無料プラグインVIDEO COPILOT ORBの使い方

アルテミス計画のニュースが報道されているのを見て、月を作成したくなりました。ということで、今回はVIDEO COPILOTより無料で提供されているプラグイン「ORB」についてご紹介します。使い方はもの凄く簡単!ビックリするほどすぐに月ができてしまいます。ここでは基本の設定をご紹介したいと思います。イメージを掴みたい人は下の動画をご覧下さい。

 

まずはプラグインのダウンロードが必要になります。VIDEO COPILOTの公式HP下部からダウンロードしてみてください。Windows版・Mac版があります。また、公式ページでは地球の制作チュートリアルも紹介されており、制作に必要なテクスチャが無料でダウンロードできるようになっています。あわせてダウンロードを検討ください。

 

参考:【公式】VIDEO COPILOT https://www.videocopilot.net/orb/

 

ダウンロードが終わったら「VCOrb_1.0.2_Installer_x64.exe」を起動させて、インストールを完了してください。その後AfterEffectsを起動し、エフェクト&プリセットで検索してみるとVC Orbが導入されたことがわかります。 これで準備は完了です。

 

VC Orbのパラメーター

3Dオブジェクトを作成したことがある人にとってはお馴染みのパラメーターが並んでいます。VC Orbでは3Dオブジェクトとして球を作成し、物体の性質について調整するようになっています。そのため、カメラ、ライトを作成する必要があります。

 

簡単3ステップ

01.平面レイヤーにVC Orbをかける

02.3Dカメラ、ポイントライトを作成

03.テクスチャをコンポ内で非表示にしてからMapsパラメーターに反映させる

 

私は月を作成したかったので、NASA’s Scientific Visualization Studioが提供している月から生成したテクスチャを使用しました。無料なのでダウンロードしてみてください。

CGI Moon Kit
https://svs.gsfc.nasa.gov/4720

 

制作手順は簡単3ステップの通り設定するだけです。新規平面レイヤーにVC Orbを適用して、カメラ・ライトを新規作成します。この時点でカメラとライトを動かしてみると球が連携していることを確認できます。あとは先ほどダウンロードしたテクスチャをAfterEffectsに読み込んで、コンポ内で非表示にします。その後、Mapsパラメーターに反映させると以下の画像のように変化することがわかります。

Diffuse:拡散、Glossiness:光沢、Illumination:発光、Bump:デコボコ

 

作成した動画ではGlossiness(光沢)をゼロにして、色付けにCC Tonerを使いました。他のパラメータを合わせて使うとビジュアルが良くなるので、衛生画像などを参考にしながら自分なりに変えてみてください。星もOrbで作成しましたが、長くなるので別記事にしたいと思います。