レンダリング

AfterEffectsのオーディオ出力の設定について

 

オーディオを出力する時の設定

アフターエフェクトでのレンダリング時のオーディオ設定は使わない人もいるかと思います。しかし、短い動画の編集をAEで済ませたい場合に使用することもあると思います。迷わずに選択できるようにしておきましょう。

 

サンプリング周波数について

ここで選択しているのがサンプル周波数です。1秒間に音を採取する回数を指定しています。

 

周波数とは

引用元:YAMAHA

周波数(振動数)の単位はヘルツ(Hz)です。周波数の値が大きいほど高音になります。一般的に人間の耳で聞こえるのは20~20万Hzと言われています。

 

1秒あたりの振動数の単位

1000回=1kHz100万回=1MHz10億回=1GHz1000倍ずつ大きな単位を表しています。

 

CDのサンプリング周波数が44.1kHzであるとされていますが、映像業界では48kHzが一般的とされています。それ以上の数値はCDより高音質であるハイレゾなどに使用されます。「SONYのハイレゾとは?」が分かりやすいので是非ご覧ください。

MP3,AIFFといった音声ファイルのみを出力する場合、サンプリング周波数を44.1kHzにしてもよいかもしれません。これはCDの音質が44.1kHzであることから、変換する場合に元のサンプリング周波数より大きくすることは推奨されていないためです。周波数を増やしても音質が向上するのではなく、劣化の原因になるので気を付けましょう。

 

サンプルビット数について

サンプル周波数はサンプリングの頻度でしたが、ここで選択しているのはサンプルビット数と呼ばれる情報量の設定です。量子化ビット数とも呼ばれ、サンプリングした音に対して割り当てます。値が大きいほど音の表現力(細やかさ・大小など)が上がります。一般的には16bitで十分とされています。「音源」を録音した場合などは、音質の維持を目的として32bitを選択してもよいと思います。

 

ステレオとモノラルについて

一般的な設定ではステレオを選択しますが、モノラルとステレオの違いとは何なのでしょうか。

 

モノラル

モノラルの “mono” には「単一」という意味があり、一般的に1つのマイクで録音された音源、あるいは1つのスピーカーで再生する方法のことをいいます。

引用元:ギモンスッキリ

レコードや手持ちラジオ、スマートフォン本体も一つのスピーカーで出力されています。イヤホンを接続するとステレオになります。

 

ステレオ

ステレオは2つ以上のマイクで録音する方法あるいは2つ以上のスピーカーで再生する方法のことをいいます。ステレオとは立体音響という意味があり、2つ以上のスピーカから、それぞれ違う音が出るので、テレビやラジオ、オーディオなどで再生すると立体感や臨場感のある音を出すことができます。

引用元:ギモンスッキリ

調べてみるとモノラルを選択することはまずないのかなという印象を受けますね。

 

まとめ

いかがでしたでしょうか。私は奥が深い音声の世界を少し覗いたような気がしています。AEに限ったことではなく基本的な考え方を抑えてきたので「オーディオ出力の選択を的確にできそう!」そう感じてもらえていたら嬉しいです。