Particle(粒子)という意味です。様々な形状の粒子を飛ばすアニメーションすることができます。標準のエフェクトにパーティクルと名前の付くエフェクトが3種類あります。CC Particle SystemsⅡもそのひとつです。
CC Particle SystemsⅡは発生源に奥行き(Z軸)の指定ができません。また、飛ばすことのできる種類が決まっていることが特徴です。自由度でいえば他のパーティクルエフェクトのほうが高いといえます。その分プロパティも少ないので、パーティクルの入門として向いています。どんなことができるのか確認してみましょう。
CC Particle SystemsⅡのプロパティ

Birth Rate
粒子の発生量を設定します。
Longevity(sec)
単位は秒で、粒子が発生してから消滅するまでの寿命を設定します。
Rroducer
粒子が発生する点の位置、大きさを設定します。
Position
粒子が発生する点の位置を、XY座標で設定します。
Radius X、Radius Y
粒子が発生する点の大きさを設定します。X,Yそれぞれに値を入力します。
Physics
粒子の物理的な制御を行います。
Animation

粒子の噴出の仕方を選択します。こちらについては実際に切り替えてみたほうがわかりやすいかと思います。
Velocity
Velocity(速度)という意味です。粒子が噴出する際の初速度を設定します。
Inherit Velocity%
Inherit(継承)という意味です。粒子発生時の速度の維持を設定します。「Position」をキーフレームでアニメートしている場合に有効になります。数値をマイナス値に設定すると、ロケットの噴射炎のような効果を得られます。
Gravity
Gravity(重力)という意味です。重力・引力の強さを設定します。(Gravityは風の設定などとは別の考え方となります。)
Resistance
Resistance(抵抗)という意味です。空気抵抗を設定し、Velocityで設定した初速度を減速させます。
Direction
Direction(方向)という意味です。パーティクルの発生する方向を設定します。
Extra
Extra(追加)という意味です。動きをランダムに変化させます。
Particle
粒子そのものの設定を行います。
Particle Type

実際に切り替えてみたほうがわかりやすいプロパティです。動画では黒平面にCC Particle SystemsⅡを適用しているため、黒色が反映される部分が出てきています。
Birth Size
粒子発生時の大きさを設定します。
Death Size
粒子消滅時の大きさを設定します。
Size Variation
粒子の大きさにバリエーションを持たせます。
Opacity Map

粒子の透明度を設定します。
Max Opacity
粒子の不透明度の最大値を設定します。
Source Alpha Inheritance
Inheritance(継承)という意味です。元イメージのアルファチャンネル情報を維持する場合はチェックをONにします。
Color Map

粒子の色の変化を設定します。下のBirth Color、Death Colorで設定した色が繁栄されます。
Birth Color、Death Color
粒子発生時、消滅時の色を設定します。
Transfer Mode

粒子同士が重なった時の表示方法を設定します。
Random Seed
粒子の分布をランダムに変更します。
いかがでしょうか。個人的には「ついにパーティクルの記事に辿りついてしまった…。」というのが感想でした。標準エフェクトのパーティクルに慣れたころには初心者から脱却しているかと思います。プラグインを先に触っている人にはなんてことない設定ですが、まずは標準エフェクトのプロパティで遊んでおくといいと思います。どんどん使ってみましょう。