AfterEffectsのCC Vignetteの使い方

主体となる被写体に視線を集める方法に集中線などがありますが、ビネットも同じ効果を持ちます。本来はケラレと呼ばれる好ましくない現象なのですが、演出として使用されることもあります。縁を暗くすることでノスタルジックな印象にしてくれます。

vignette(装飾模様)という意味を持ちますが、装飾フレームから転じているとされています。取り入れやすい演出効果だと思うので使ってみてください。

CC Vignetteのパラメーター

周辺減光を表現することのできるエフェクトです。

-1000～1000を扱うことができます。周辺を暗く(明るく)する量を設定します。値をマイナスにすると周辺が明るくなります。

画角のことです。0.0~120.0まで扱うことができ、暗くなる範囲の設定ができます。

周辺減光の円の中心となる位置を設定します。

0～100まで扱うことができます。値が大きいと元イメージのハイライトを維持（固定）しながらの減光が可能です。

いかがでしょうか。ビネットとして平面レイヤーにマスクをかけて作る方法もあります。CC Vignetteの良さはハイライトの維持があることかなと感じています。