エフェクト

AfterEffectsのセルパターンの使い方

AfterEffectsのセルパターンの使い方

cell(小室細胞),pattern(柄)という意味で、細胞のような模様を生成するエフェクトです。複雑なパターンが作成できるので、テクスチャやマットとしても使用されます。

 

単一で使うよりも、他のエフェクトとなどと掛け合わせて使うことが多いと思います。それではパラメーターを確認してみましょう。

 

セルパターンのパラメーター

セルパターンのパラメーター

 

セルパターン

8種類+高品質4種類の計12種類の中から作成したい柄を選択します。

セルパターンの種類12種比較

 

反転

バブルの反転

チェックをONにすると反転します。

 

コントラストまたはシャープネス

バブル、結晶、ピロー、混合結晶、チューブラを選択するとコントラストが設定可能になります。プレート、静的プレート、結晶化を選択するとシャープネスが設定可能になります。

 

 

オーバーフロー

セルパターンのオーバーフロー

セルパターンのグレースケールのレベルのうち0.0~1.0から溢れる値をリマップする方法を選択します。

クリップ:0以下を黒、1以上を白とします。

ソフトクランプ:0~1に値を収める。そのためコントラストが低く、ぼやけた印象になります。

ラップバック:溢れた部分をまた頭から巻き返す。そのため白と黒の境目がくっきり残ります。たとえば1.1は0.1にリマップされます。

 

分散

分散の数値比較

セルの配置を変更します。数値が小さいほど規則正しく整列し、大きいほどランダムな配置となります。値を1.0以上にする場合は「高品質」を選択するとレンダリングの結果が良くなります。

 

サイズ

セルの大きさを設定します。

 

オフセット

セルパターンのオフセット

生成されたパターンの位置をずらします。

 

タイルのオプション

タイルを有効にする

タイルを有効にする

チェックをONにすることでつなぎ部分が目立たないタイリングを行います。タイルの形状や数は以下の水平セル・垂直セルの値が影響します。

 

水平セル

タイルを有効にする水平セル2の場合

上の画像は水平セルの値を2にした場合です。横並びの2つのセルがタイリングされます。

 

垂直セル

タイルを有効にする垂直セル2の場合

上の画像は垂直セルの値を2にした場合です。縦並びの2つのセルがタイリングされます。

 

展開

セルパターンの展開

それぞれのセルのアニメートには展開にキーフレームを打ちます。

 

展開のオプション

サイクル展開については以下のページで詳しく説明しています。

 

AfterEffectsのエフェクトパラメーターにある「サイクル展開」の使用方法Aftereffectsのエフェクトパラメーターにある「サイクル展開」の使用方法について説明しています。...

 

サイクル展開

チェックをONにすると動きをループさせることができます。

 

サイクル(周期)

周回の数を設定します。

 

ランダムシード

分布を無作為に変更します。

 

いかがでしょうか。タービュレントノイズと似たパラメーターを持っています。応用していくことが可能なのでぜひ使ってみてください。